思考断片

満員電車

 

 最近、郊外に引っ越したので、通勤時間が前より長くなった。フレックスタイム制なので、なるべく混雑時をさけて出勤するようにしているが、それでも結構混んでいる。直行で朝早いときは、その混み具合は半端ではない。

 そういえば、私がまだ新入社員だった頃も、満員電車に毎日乗っていたが、そのときの車内の雰囲気と、今の満員電車の中の雰囲気は少し違うような気がする。昔は、ぎゅうぎゅう詰めになりながらも、多くの人の表情に多少の余裕があったような気がする。というより、心の余裕があったから、過酷な満員電車にも耐えられたのだろう。

 しかし、今改めて満員電車の中で、人々の表情を見てみると、鬼気迫る雰囲気を発している人が少なくない。皆何にそんなにいらいらしているのであろうか? いや、考えてみればそうかも知れない。家では、年頃の娘に毛嫌いされ、会社では上司の理不尽な要求に顔をゆがませていたら、一体どこで心の安らぎを得たらいいのか。その上で、満員電車だったら、泣きっ面に蜂だ。

 今の時代、満員電車はよくないと思う。これはもう、国の政策として、満員電車解消を打ち出さなければならない時期にきていると思う。

[2018/02/20]

INFORMATION

小平隆一
(James Odaira)
株式会社ブランスリー報道社
代表取締役社長

青山学院大学英米文学科中退
武蔵野美術大学油絵学科卒業

東京都世田谷区在住
こののアバターは、ネット空間における社長の姿です。J社長と呼んでください。積極的に情報発信をしていきたいと思いますので、よろしくお願い致します。

J社長の出演動画