私事

待ちに待ったポールマッカートニーのライブ


 

5月18日の日曜日は、待ちに待ったポールマッカートニーのライブがある日。友人の友人がとってくれたチケットが回ってきて、友人と友人の友人夫婦の合計4人で、代々木の国立競技場で落ち合うことに。友人とは、千駄ヶ谷駅の改札で待ち合わせて、2人で会場へ向かう。

やはりすごい人だ。前日は、久々にYoutubeで、Let it be を聞いて、少し声をはっても歌えるようにと、多少の練習?もした。

もともと、妄想癖のある私だが、前日の夜、眠りにつく前に、いろいろと思いを巡らせた。観客席で、ポールが歌うのに合わせて思い切り歌っていたら、ポールから声が掛り、ステージに上がってデュエット...。 ポールよりうまく歌わないように気を使って...。袖で見ていたポールのプロデューサーが、「アメリカで本格的にやらないか?」...。 「んー、今会社やってるし、ちょうど面白くなってるところだし...でも、アメリカでの新しい生活もエキサイティングだし...どうしたものか...」。

国立競技場は広く、いろいろな入口があった。確か青山門?とかいう入口に辿り着き、大勢の人の列に並んだ。友人と時折話をしながら、開場を待つ。話が途切れて3〜4分したあと、友人がぽつりと言った。「昨日はポールの体調不良で中止になってるんだよね。今日は大丈夫だと思うけど、この時間でまだ開場になってないのが少し不安だ。ひょっとして...」

彼がそう言ってから、約15分後、「今日のコンサートは、ポールの体調が戻らず、中止が決定しました」と、拡声器を持った若い男性が、アナウンスし始めた。

現実の世界のポールのライブまで妄想に終わってしまった。でも、なぜか、怒りは微塵も湧いてこない。

[2014/05/20]

INFORMATION

小平隆一
(James Odaira)
株式会社ブランスリー報道社
代表取締役社長

青山学院大学英米文学科中退
武蔵野美術大学油絵学科卒業

東京都世田谷区在住
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