思考断片

未熟な日本語で書かれた日本の法律こそ、諸悪の根源だ!

 

普段はこの上なく温厚な僕が、怒っています。何に対してかというと、役人が書く法律の常軌を逸したわかりづらさに対してです。

今回、食品表示について調べなくてはならないことがあって、食品表示基準という法令を読んでみたのですが、日本語の表現が、とにかくわかりづらいのです。

一例をあげれば、ある条件を満たしたときに表示をしなくてもいい項目が箇条書きになっている箇所があるのですが、その書き方が、項目ごとに番号を振るでもなく、改行するでもなく、ただ半角スペースを入れて、幾ページにもわたって延々と縦書きで並べているだけなのです。多くの項目には括弧書きで、長々とさらにわかりづらい説明があり、その括弧書きの中にもまた括弧書きで説明があり、さらにその括弧書きの中にも、といった具合で、日本語の表現として未熟極まりないと言わざるを得ません。

しかし、論理学的に見た時のロジック構成はほぼ完璧です。このことは、役人が書く他の法律についてもすべて同じで、ここから読み取れるのは、江戸時代から、明治、大正、昭和、平成、令和へと脈々と受け継がれてきた役人の誤った支配意識にほかなりません。

「法律は役人や法曹関係者など一部の専門家だけがわかっていればいい」と、当然のように考え、「一般国民は我々が示したことに盲目的に従っていればいいのだ」と言わんばかりの本音が見え隠れします。

法律は国民が従わなくてはならないルールです。そのルールが、国民の多くが頭を抱えてしまうような難解な日本語で書かれているという事実は、是非とも是正しなければなりません。

内容が高度で難解というのならまだ納得できますが、日本語が未熟で難解というのは、到底納得できません。

[2020/09/22]

INFORMATION

小平隆一
株式会社ブランスリー報道社
代表取締役社長

青山学院大学英米文学科中退
武蔵野美術大学油絵学科卒業

東京都世田谷区在住