思考断片

その行為自体に意味があるのかも知れない

 

 理解してくれる人、必要としてくれる人、応援してくれる人、そういう人たちがいることを実感した時、人は強くなる。

私の場合で言えば、自分が企画した商品に対して、ユーザーからの反応があれば、それだけで、体の奥底からとめどなくエネルギーが湧き上がってくる。逆に2日、3日、5日と、何の反応もない日々が続くと、そこはかとない不安が体の奥底からしみ出してくる。

人間にとって必要なのは、自分が必要とされているという実感だ。それさえあれば、何があったって生きていける。

この世に生まれたすべての人たちが、この感覚を求めて、泣いたり、笑ったり、怒ったり、黙ったりしながら、日々活動している。必要とされる仕事の場を求めて、必要とされる生活の場を求めて、人と会い、本を読み、自分を見つめ、試行錯誤を繰り返している。

考えてみると、自分の居場所を求めて活動しているときは、後から振り返ってみると、充実していることが多いので、その行為自体に意味があるのかも知れない。

そして、もし多くの人たちから必要とされるようになったらば、自らを戒め、決して誤った方向に進まないようにしたいと思っている。

[2021/02/19]

INFORMATION

小平隆一
株式会社ブランスリー報道社
代表取締役社長

青山学院大学英米文学科中退
武蔵野美術大学油絵学科卒業

東京都世田谷区在住