思考断片

国と国との戦争ではない、人類対ウイルスの全面戦争

 

コロナ禍が始まってからすでに一年以上が過ぎ、日本は今、感染の第四の波が巨大化するかどうかの際に立っている。

日本は戦争をしない国なので、今ひとつぴんと来ないが、我々は今、有事の中で生きているのかも知れない。医療従事者などのエッセンシャルワーカーは、第一線で戦う兵士たちだ。感染のリスクを顧みず、患者の治療やケアに身を捧げている。

もし私がその立場だったら、果たして同じように振る舞えるかと考え、畏敬と尊敬の念を持って、ただただ感謝するばかりだ。銃後の我々も、いつ何時コロナウイルスという敵兵の攻撃に遭遇するかわからない不安の中で、日々の経済活動と、日々の暮らしを守るために奮闘している。

有事には国民が一丸となって、敵と戦わなくてはならない。中東の国、イスラエルでは、すでに国民の53%にあたる497万人が新型コロナウイルスワクチンの2回の接種を終え、劇的に感染者の数が減ったという。屋外でのマスク着用義務が解除され、国民の間には戦勝ムードが漂っているという。

国と国との戦争ではない、人類対ウイルスの全面戦争が、国際的な団結を強め、平和で安定した世界の実現に貢献してくれることを願うばかりだが、さて、東京五輪をどうするかだ。

[2021/04/20]

INFORMATION

小平隆一
株式会社ブランスリー報道社
代表取締役社長

青山学院大学英米文学科中退
武蔵野美術大学油絵学科卒業

東京都世田谷区在住