思考断片

ほかのグループの人たちに敬意を払えるか

 

 最近、NHKの番組をよくみる。朝の目覚めの番組もNHKがいい。やっぱり「おはよう日本」だろう。民放は、寝起きにはテンションが高すぎる。意味のないテンションの高さは、最近無視できないほどしんどくなってきた。
 最近の民放の番組、特にバラエティー番組、は、面白いけど、テンションの高さの押し売りのような気もして、「なんだかな」と思うのだ。
 あとは、タレント同士の上下関係というか、先輩後輩の関係が出演中のタレントの仕草や態度ににじみ出ているので、これも「なんだかな」というよく思う。昔はそんなことはなかった気がする。
 そういうことを、一般国民が求めているのだからそれでいいんだ、といってしまえばそれまでだが、求められれば何でもやるというのもなんか違うような気がする。
 社会には、その時々に、あり難がられて、ちやほやされるグループがあるものだが、社会の質は、そうしたグループの人たちが、いかにして自己を律し、様々なほかのグループの人たちに敬意を払えるかによって決まるんだと思う。

[2013/10/20]

INFORMATION

小平隆一
(James Odaira)
株式会社ブランスリー報道社
代表取締役社長

青山学院大学英米文学科中退
武蔵野美術大学油絵学科卒業

東京都世田谷区在住
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