思考断片
昭和型のパワハラ・モラハラ的経営者は、その変化に適応できないまま「時代の生き残り」として危うい位置に立っている
かつての「気合」「根性」での会社経営が成り立ち得た時代から、社会は大きく変わった。現代では「法令遵守」「倫理遵守」が企業存続の条件であり、昭和型のパワハラ・モラハラ的経営者は、その変化に適応できないまま「時代の生き残り」として危うい位置に立っている。
恐怖で人を動かす時代は終わり、信頼で人を動かす時代に変わった。Googleの「プロジェクト・アリストテレス」などの研究でも明らかになったように、心理的安全性が高いチームほど生産性が高いことが実証されている。
昭和型の経営者がこの転換を理解せずに同じ手法を続けることは、組織の生産性を下げるだけでなく、法的・社会的リスクを高めることにも繋がる。
そうした経営者の特徴は自分の価値観と方法論を絶対視し、上位の者には従順だが、下位の者には高圧的であることだ。秩序や忠誠を重要視するが、感情コントロール能力は未熟であることが多い。
残念ながら、そうしたオーナーシェフに一定の確率で遭遇してしまうのも事実だ。私は、自分が客の立場にある相手にこそ、丁寧な言葉遣いで接しようと、常に肝に命じている。
[2025/10/22]


