思考断片

パン屋は“やりたいこと”から設計した方がうまくいく

 

パン屋経営では「客のニーズに合わせた商品づくりが重要だ」と当然のように語られる。しかし実際には、それを出発点にすると無理が生じ、長続きしない例も少なくない。

むしろ、自分がやりたいこと、自分の技術や体力で無理なく続けられるパン作りを最初に据え、その中で客に受け入れられるものを探す方が、成功の確率は高いのではないか。

パン作りは日々の反復作業であり、仕込みから焼成まで一貫した判断が求められる。流行や想定客層に合わせ過ぎると工程が複雑化し、品質のばらつきにつながりやすい。一方、自分の得意分野に絞った店は判断基準が明確で、パンの完成度が安定する。

例えば、食パン一本に特化し、焼成回数や販売時間を自分のリズムに合わせて設計した結果、固定客を獲得した店がある。また、ハード系を軸に据え、無理に菓子パンを増やさず支持を得ている例も同様だ。

自分が無理なくでき、なおかつ客が喜ぶ領域を深く掘ることこそ、継続性と信頼を生む合理的な経営ではないだろうか。

[2026/01/26]

INFORMATION

小平隆一
(James Odaira)
株式会社ブランスリー報道社
代表取締役社長

青山学院大学英米文学科中退
武蔵野美術大学油絵学科卒業

東京都世田谷区在住
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