思考断片

議論

 

最近は、議論(ディベート)という概念がなくってしまった。
相手が言ったことに対して、同感だったら、納得して、「でも、こういう側面もあると思う」といって、さらに展開させたりすると、相手は、不機嫌になってそこで感情の世界に突入し、思考ストップ状態だ。
僕が学生の頃は、ひとつのことで話し始めると、「こう思う」「ああ思う」と、議論を深めたものだ。そして、そういう思考力を深めていくことが、みんなの目標だったし、ある意味憧れだった。
今は、その感覚で、若い人と話したりすると、困ったことになってしまう。
「KY」という言葉が流行ったことがあるが、その場を空気を読めないのがそんなに悪いことか?
だいたい「KY」が「空気読めない」とは、いかにも頭が悪そうなネーミングだし、その場の空気なんていうのは、だいたいレベル低いことが多いので、というか、レベルの低い勘違い人間に支配されていることが多いので、そんなのに縛られていたら、日本人の脳みそは解けてなくなってしまう。
国力がここまで落ちてしまったのも、その辺に一因があるのではないかと思う。

[2013/04/18]

INFORMATION

小平隆一
(James Odaira)
株式会社ブランスリー報道社
代表取締役社長

青山学院大学英米文学科中退
武蔵野美術大学油絵学科卒業

東京都世田谷区在住
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