思考断片

権力の乱用、時として違法行為

 

会社を営んでいると、いろいろな行政機関と関わらなくてはならない場面が少なからずある。税務署や特許庁、消費者庁など、その時々でいろいろだが、ベーカリーを経営している場合は、店がある地域の保健所との関りもあると思う。

こうした行政機関の人たちは、それぞれが担当する分野において、関係する法律の定めるところに従って、公共の福祉に資するために日々働いているわけだが、ある意味、権力の行使にもなるわけで、その言動には細心の注意を払わなくてはならないはずだ。

ベーカリーの場合は、特に出店時には、保健所がいろいろとうるさいことを言ってくることもあると思う。そうした指導には、当然法律の裏付けがなければならないが、時として、「それおかしくないですか」と首をかしげたくなることはないだろうか。

法律の裏付けがない指導を行えば、それは権力の乱用であり、時として違法行為にもなる。

日本の場合は、疑問に感じたことを裁判所の判断に委ねるという文化がないので、行政の匙加減が絶対視されがちだ。行政の極端に行き過た行為は、マスコミが問題視するが、限られた人たちに対するちょっとした行き過ぎの行為は、野放しになってしまう傾向がある。

[2019/04/29]

INFORMATION

小平隆一
(James Odaira)
株式会社ブランスリー報道社
代表取締役社長

青山学院大学英米文学科中退
武蔵野美術大学油絵学科卒業

東京都世田谷区在住
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