思考断片

緊急時の様々な施策は、平常時にも有益であるはずだ

 

 新型コロナウイルスが日本中で猛威を振るっている。安倍首相は、戦後最大の危機であるとして、全国に非常事態宣言を発出した。不要不急の外出を厳に慎むようにとの要請が国と地方自治体から出されている。

 そんな中で、ベーカリーはどのような状態かと気になって、知り合いのパン屋何軒かに電話で色々聞いてみたが、皆、異口同音に、売上が伸びているという。私がよく行く近所のパン屋でも、いつもより明らかに客が多く、販売の女性に聞くと、「普段は繁華街で買っている人たちが、みんな地元で買うようになったんでしょうね。並んでいただいても、パンが買えないお客様も出てしまって、本当に申し訳ない気持ちです」と話していた。

 パン屋に関しては、巣篭り需要が顕著に表れているケースが多いようだが、電話で話を聞いたベーカリーオーナーの一人は、「万が一、従業員に感染者が出てしまった時のことを考えると、不安な気持ちになりますね」といい、緊急事態の中での店の運営の大変さがひしひしと伝わってきた。

 しかし、バリアフリーの実現が、健常者にとっても有益であるように、緊急時の様々な施策は、平常時にも有益であるはずだし、今回の危機としっかりと向き合って乗り切ることが、平常時のさらなる繁栄につながるはずだ。

[2020/04/25]

INFORMATION

小平隆一
(James Odaira)
株式会社ブランスリー報道社
代表取締役社長

青山学院大学英米文学科中退
武蔵野美術大学油絵学科卒業

東京都世田谷区在住
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