思考断片

コロナ禍は、通勤地獄について再考を促した

 

今回の新型コロナウイルス感染拡大は、私たちの社会の中の様々な問題点をあぶり出す結果となったが、僕が改めて考えさせられたのは、首都圏の通勤ラッシュの惨状だ。

僕は、以前からなるべく混雑する時間帯は避けて出勤するように心がけていたが、どうしてもラッシュ時に電車に乗らなくてはならないこともあり、あの異常ともいえる混雑ぶりを味わわざるを得ないこともしばしばだった。僕は国分寺に住んでいるが、中央線で荻窪あたりまで来ると、圧死してしまうのではないかと不安になるくらい混んでくる。

冷静になって考えれば明らかにこの状態は常軌を逸している。社会人になった時から毎日当たり前のように続いていることだから、みんな感覚が麻痺してしまっているのだ。

とにかく時差通勤と、在宅勤務をさらに普及させ、ラッシュ時の満員電車の惨状を改善すべきだ。社会の仕組みを直接変えられる立場にいる人たちの多くが、ラッシュ時の満員電車に乗らなくてすんでいるのも、この惨状が改善されることなく、何十年も続いてきてしまったことの原因かも知れない。

しかし、おかしいことはおかしいと国民の多くが本気で思えば、世の中は変わるものだ。コロナ問題が、その本質をあぶり出すきっかけになればいいのだが。

[2020/05/20]

INFORMATION

小平隆一
(James Odaira)
株式会社ブランスリー報道社
代表取締役社長

青山学院大学英米文学科中退
武蔵野美術大学油絵学科卒業

東京都世田谷区在住
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