思考断片

ポストコロナを見据えたベーカリーオペレーション

 

コロナ禍で、ベーカリーでのパンの陳列方法が大きく変わったと思うが、パンを個包装して陳列しているケースも多いのではないだろうか。

コロナ禍は、パンの衛生管理について、改めて深く考えることをすべてのベーカリー経営者に強いたが、一年以上が過ぎて、そのオペレーションにも慣れてきたところで、コロナ禍でのオペレーションの中で、ポストコロナの時代にも引き継いでいくべきものについて考えてみるのもいいのではないかと思う。

切実な必要性から生まれた施策は、世の中の価値観を変えてしまうほどのインパクトがある場合もあるし、そうした施策を、コロナ禍以前の様々な価値観とうまく組み合わせれば、コロナ禍を糧とした大きな進化を遂げられるかも知れない。

私が考えているのは、パンを個包装するオペレーションが可能なら、ポストコロナでは、焼き上がり後30分だけは、新たな衛生管理の施策を施した上で、裸陳列のシズル感を重視し、その後は個包装して並べるというものだ。

個包装したパンには、作り手からのメッセージと共に、原材料や栄養成分を書いたお洒落なラベルを貼ってもいい。ポップは、店内で客に話しかけるが、個包装のパンのラベルは、客の家でも客に話しかける。(RO)

[2021/06/07]

INFORMATION

小平隆一
(James Odaira)
株式会社ブランスリー報道社
代表取締役社長

青山学院大学英米文学科中退
武蔵野美術大学油絵学科卒業

東京都世田谷区在住
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