思考断片

出口戦略をいろいろと考えてみると、前向きになれるのではないだろうか。

 

 新型コロナウイルスのデルタ株による感染拡大が止まらない。この文章を書いている8月14日現在で、東京の新規感染者数は5094人。少し前までは1000人越で驚いていたのに、今は1000人と聞いたら、おそらく少しほっとするに違いない。

私は、現在基本的に在宅勤務で、どうしても会社に行かなくてはならない時だけ、時差通勤で午前11時頃の電車で出勤しているが、最近はこれだけ感染者が増えているにもかかわらず、第3派や第4派の時と比べると、電車が混んでいるのだ。

人間はどんな状況にあっても、喜怒哀楽を表現しながら、たくましく生きていくものだが、一方で、置かれた状況をきちんと分析して、適切な危機感を持って節度ある生活をしていく習性も持ち合わせている。

しかし、今の東京に関して言えば、人々はもっと危機感を持つべきだ。人々の間に一種の開き直りのような雰囲気を感じる。

適切な危機感を持ちつつ、たくましく生きていきたいものだが、自分の中で、出口戦略をいろいろと考えてみると、前向きになれるのではないだろうか。コロナ禍が終わるか終わらないかといえば、いつかは100%終わる。「昨日までコロナ禍で今日からコロナ禍が明けて雲一つない快晴」という具合にはならないが、徐々に収束に向かっていくことは確実だ。

その緩やかな変化を見逃さないようにしないと、「コロナ明けの勝ち組」にはなれない。

[2021/08/20]

INFORMATION

小平隆一
(James Odaira)
株式会社ブランスリー報道社
代表取締役社長

青山学院大学英米文学科中退
武蔵野美術大学油絵学科卒業

東京都世田谷区在住
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